マーケット感覚を身につけよう を読んで
いいものを作れば売れる、高いスキルを身につければもうけられる。
こういった考え方ではこれからの時代は危険です。
それがなぜなのか、具体的な事例で分かりやすく説明してくれていました。
相対取引と市場取引。「市場」というのはよく聞く言葉ですが、
「相対取引」と「市場取引」という言葉は難しく感じました。
本を読んだ後の理解では、
「相対取引」:商品を限られた相手を取引する。価値を決めるのは限られた人。評価は1か0。
「市場取引」:たくさんの人と取引する。評価はグラデーション。完璧もないが、0もない。
インターネットによって、あらゆる取引が市場取引になっていきます。
それなので、どんなに作り手がよいと思っても、どんなに卓越したスキルを身につけても、
自分で価値を提供できる相手を探さないといけません。
ある程度の社会経験を積んだ人には、何かしらのスキルが身についています。
「自分なんて。。。」という人は、自分が提供できる価値、市場が分からないだけ。
本書の言葉では「マーケット感覚」がないだけ。
「老後は○○万円必要」というニュースを聞いて、
「そうなんだ、そんなことを考えてくれて親切!と思った私は、
「マーケット感覚」がとぼしいわけです。
でもこれから磨いていけば、違う世界が見えてくるのではと楽しい気持ちにもなりました。
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